スウェーデンのSpotifyは現地時間4月27日、傘下のポッドキャスト企業Anchorを通じて、ポッドキャスター(ポッドキャスト配信者)を対象とした有料サブスクリプションプラットフォームの提供を開始した。クリエイターはポッドキャストのエピソードを有料会員限定にして、Spotifyや他のプラットフォームに公開できるようになる。これに先立ち、競合するAppleは先週、同社のポッドキャストアプリで有料のサブスクリプションサービスを提供すると発表していた。
Spotifyによると、クリエイターは今後2年間、決済手数料を除いて同プラットフォームを無料で利用できる。2023年からは、収益の5%を利用手数料として支払う。サブスクリプション料金は、月額2.99ドル、4.99ドル、7.99ドルの3つの中から選べる見込みだ。
一方のAppleは、ポッドキャストサブスクリプションの初年度は収益の30%を徴収し、2年目以降は15%に引き下げる。Appleのサービスは、170の国と地域で5月に提供が始まる予定だ。
Spotifyのサービス立ち上げ時から参加するクリエイターには、12の独立系ポッドキャスターが含まれる。また、同社は米公共ラジオ局National Public Radio(NPR)と提携し、5月4日からNPRの番組の一部を広告なしで有料会員に公開する。
有料サブスクリプションは、米国で27日に提供が始まり、他の国にも「数カ月」のうちに拡大していくという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス