Elon Musk氏の宇宙船「Starship」の最初の旅は、軌道経由ハワイ行きとなる。
SpaceXが米連邦通信委員会(FCC)に提出した新たな書類から、その計画が明らかになった。同社は、次世代の宇宙船が初めて本物の宇宙空間に飛び立つにあたり、FCCに無線通信認可のライセンスを申請した。
「Starshipのテストフライトは、テキサス州のStarbaseから打ち上げられる。ブースターは打ち上げからおよそ170秒で切り離される。ブースターはその後、地表に引き返し、メキシコ湾の海岸からおよそ20マイル(約32km)の地点に着陸する予定だ。Starshipは引き続きフロリダ海峡に沿って飛行する。軌道に到達したのち、エンジンを使用した目的地への飛行を開始し、カウアイ島の海岸から北西およそ100kmの地点の海にソフトランディングする」
次回のStarshipプロトタイプは、ブースター「Super Heavy」を使って、テキサス州ボカチカにあるSpaceXの開発施設から打ち上げられる。Super Heavyは切り離されて地表に戻り、おそらく船上に着陸するが、Starshipは軌道への飛行を続け、東に向かってハワイまで飛び、太平洋に着水する。発射から落下まで全飛行時間は90分を予定している。
Starshipを開発する目的を初めて明らかにした時、Musk氏はロケットによって地上の2地点を最速で結ぶという構想を明らかにした。今回の計画は、その構想を思い出させる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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