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[ブックレビュー]早大ラグビー部変革の手法を企業に応用--「ウィニングカルチャー」

フライヤー編集部2021年05月15日 08時00分
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ダイヤモンド社
内容:本書は、早稲田大学ラグビー蹴球部の主将や監督として手腕を振るった著者が、長いラグビー人生とその後のキャリアを通じて培った理想の組織のあり方について解説した、処方箋のような1冊である。

 本書は、早稲田大学ラグビー蹴球部の主将や監督として手腕を振るった著者が、長いラグビー人生とその後のキャリアを通じて培った理想の組織のあり方について解説した、処方箋のような1冊である。少人数のチームから従業員数万の大企業まで、規模やジャンルを問わず、組織力を高める道しるべを示してくれる。

 タイトルのウィニングカルチャーは「常勝の組織文化」を指す。目に見えやすい業績などの成果に対し、組織文化は組織を構成する一人ひとりの無意識の中にあり、見えにくく捉えづらい。それをいかに顕在化させるか、そして自分たちの価値基準や方向性が正しいかを自問し、前提や常識を果断に見直す重要性を説く。

 著者は部の主将就任に際し、監督やOBから大反対されたが、モラル、謙虚、感謝といった「人間としてどうあるべきか」をテーマに据え、チームを変革していった。それが今に至るまで著者が追究を続けている組織文化の原体験となった。さらにその約10年後、今度は監督としてチームを率い、やはり前任の監督とは異なる方針で大学選手権全国制覇へと導いた。

 ラグビーでの実績に裏打ちされた変革の手法を、企業の改革に応用できるよう示したのが本書である。そのステップは、組織文化を「知る」「変える」「変革する」ことだという。著者が共に変革に取り組んできた企業の事例も過程ごとに示され、ステップをどう踏んでいくかが分かりやすい。理想的な組織文化の実現に必要なのは究極的に勇気、元気、根気だと強調し、変革に向けた熱量があふれんばかりの1冊だ。組織に属するすべての人におすすめしたい。

今回ご紹介した「ウィニングカルチャー」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。

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