「M1」プロセッサーがAppleの主力チップである時代が終わりに近づいているかもしれない。「M2」という名称になるとされる同社の次期プロセッサーが4月に量産段階に入ったと、Nikkei Asiaが4月27日に報じた。
新しいプロセッサーについて、この記事では「2021年下半期に発売見込みの『MacBook』への搭載を見据えて、7月には出荷が始まる可能性がある」とする「事情をよく知る匿名情報筋ら」の話を伝えている。Appleはこれまでに、Intelのプロセッサーに代えて、自社設計のプロセッサーを搭載する14インチと16インチの新型「MacBook Pro」を準備しているとうわさされてきている。
なお、新プロセッサーの製造は、TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)が行っているという。
Nikkei Asiaによると、M2チップはM1と同様に、まず次期MacBookに搭載され、その後Appleの他の製品にも搭載されていく見込みだという。Appleは先週、刷新された「iMac」や新型「iPad Pro」など、M1プロセッサーを搭載する一連の新製品を発表している。
Appleがいつこの新チップを発表するかは不明だが、同社の開発者会議WWDCは6月初旬にオンラインで開催されることになっている。Appleが、IntelのプロセッサーからArmベースの自社開発チップへの移行を初めて発表したのは2020年のWWDCで、最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は当時、移行には「約2年かかる」と述べていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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