Facebookは、「ニュースフィード」のユーザーエクスペリエンスを改善しようとしている。ブログ記事で明らかにした。今後数カ月で、ユーザーが目にする投稿に関するより具体的なユーザーのフィードバックを集め、それを基にコンテンツの表示方法を改善する。
Facebookはそのための1つの手段として、グローバルなテストを実施し、ユーザーがどの投稿に心を動かされたかを調査する。Facebookによると、ユーザーはニュースフィードで、より心を動かされ、励みになるようなコンテンツを目にしたいと考えている。Facebook以外の場でユーザーを動機付けたり、ユーザーにとって有益な情報となったりする可能性があるからだ。Facebookは、ユーザーの反応をニュースフィードのランキングでシグナルとして取り入れ、そのようなコンテンツをニュースフィードの先頭により多く表示することを目指している。
またFacebookは、料理やスポーツ、政治など、特定の話題に関する投稿の表示を増やしたいか、減らしたいかということについてもユーザーの要望を調べる。集まったフィードバックを活用し、ユーザーが実際に興味のある話題に関するコンテンツをより多く表示する考えだ。
Facebookはブログで、「ニュースフィードには、友達、グループ、フォローしているページの投稿が含まれているが、最も親しい友達や家族でも、あまり興味のない話題に関する投稿や見たくない投稿を共有することが時々あることをわれわれは把握している」と説明している。
またFacebookは、政治に関するコンテンツのほか、「ニュースフィードのエクスペリエンスを損なうような投稿やコメントが多すぎるというフィードバックが増えている。これは繊細な問題であるため、今後数カ月間で、どのような種類のコンテンツがそうしたネガティブなエクスペリエンスに関連するのかということについて、理解を深めるために取り組む」としている。例えば、怒りのリアクションが多い投稿を調べるとともに、どのような投稿の表示を減らしてほしいと思うことがあるかをユーザーに問う。
さらにFacebookは、投稿の新しいデザインをテストする。ユーザーが投稿の右上にあるXをタップして、ニュースフィードで非表示にすることが可能になり、以後そのような投稿の表示が少なくなるようにするという。
Facebookは、「エンゲージメントは今後も、われわれがニュースフィードで投稿のランク付けに使用する多くの種類のシグナルの1つになるが、このようなさらなる知見によって、ユーザーが価値があると感じるコンテンツの全体像を一層理解できるようになると考えている。これらのテストから学んだことを、今後さらに共有していく」としている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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