マニュアル作成のスタディストが18億円の資金調達--東南アジアで事業拡大へ

 マニュアル作成・共有プラットフォーム「Teachme Biz」を提供するスタディストは4月19日、第三者割当増資により総額18億5000万円の資金を調達したと発表した。今回の資金調達は、新規引受先との提携を通じた大幅な事業拡大が目的だという。

スタディスト代表取締役CEOの鈴木悟史氏
スタディスト代表取締役CEOの鈴木悟史氏

 同ラウンドでは、既存投資家のDNX Ventures、日本ベンチャーキャピタル、Salesforce Venturesに加え、31VENTURES−グローバル・ブレイン−グロースI事業、博報堂DYベンチャーズ、Pavilion Capitalを新たな引受先としている。

 同社は、2018年2月よりタイで事業を開始しており、2020年度はコロナ禍にありながらも70%成長と順調に事業を拡大。2020年1月には、マレーシアでも事業を開始しているが、東南アジア全体においてさらに事業を拡大させるべく、当該地域において影響力のあるPavilion Capital(シンガポール政府が所有する投資会社テマセク・ホールディングス傘下のプライベート・エクイティ・ファンド)から出資を受けたという。

 今回の資金調達では、三井不動産グループや博報堂DYグループ各社を通じて、手順書作成・共有プラットフォーム「Teachme Biz」および、販促PDCAマネジメントプラットフォーム「Hansoku Cloud」を拡販。また、Pavilion Capitailを通じた東南アジアでの事業展開拡大を推進する予定だという。海外事業に関しては、Studist(Thailand)を含む2025年2月期の売上で3億円を目指す。

 また、Teachme BizとHansoku Cloudの機能改善や、営業人員の強化などに活用する予定。5月からはTeachme Biz導入前の実証実験や効果検証、導入後の業務整理、既存手順書の移管支援、活用推進支援などを行うコンサルティング事業も本格的に開始する。

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