後払い決済「Paidy」が132億円調達でトップに--2021年3月の資金調達・時価総額ランキング

 フォースタートアップスは4月15日、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB」において、2021年1月から3月までを対象とした「国内スタートアップ資金調達額ランキング」を発表した。

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 それによると、後払い決済サービス「Paidy」を運営するPaidyが132億円の調達し、ランキングトップとなった。また、ディーカレット、WealthPark、Kyulux、インフキュリオン、ノイルイミューン・バイオテック、CureApp、日本共創プラットフォーム、GITAI Japan、クオリプス、CAMPFIREが10億円を超える資金調達を新たに実施。新規ランクイン企業は、12社となっている。

 2008年3月に設立されたPaidyは、メールアドレスと携帯番号だけで利用可能な後払い決済サービス「Paidy」を提供。シリーズDラウンドで、Soros Capital Management、JS Capital Management、Tybourne Capital Management、Wellington Managementから132億円(1億2000万ドル)を調達しており、創業からの累計資金調達総額は635億5000万円(5億8000万ドル)となった。

 2位にランクインしたディーカレットは、デジタル通貨の取引・決済を担う仮想通貨現物取引サービス「ディーカレット」を提供。3月には、インターネットイニシアティブ、KDDI、日本電信電話、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、綜合警備保障、三菱商事、SBIホールディングス、セコムから67億円を調達。また、前金融庁長官の遠藤俊英氏の同社特別顧問就任を3月に発表している。

 6位のWealthParkは、個人投資家向けの非流動資産による資産運用プラットフォーム「Wealth Park」を提供。2021年2月にJICベンチャー・グロース・インベストメンツから25億円を調達した。3月には、東急リバブルへの情報提供サービス開始を発表している。

 資金調達金額ランキングのランクイン企業の設立日と設立からの累計調達金額では、資金調達金額ランキングでトップだったPaidyが累計635億5000万円でこちらもトップとなった。次いで、ディーカレット、ネットプロテクションズホールディングスが名を連ねている。

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 また、設立5年以内のスタートアップはディーカレット、Legal Force、日本共創プラットフォーム、GITAI Japan、クオリプス、H.I.Fの6社で、全社が20億円以上を調達している。

 ネットプロテクションズホールディングスは、未回収リスク保証型の後払い決済サービス「NP後払い」を運営するネットプロテクションズの親会社。これまでにリコーリース、博報堂DYホールディングス、ジェーシービーから累計96億6000万円を調達し、資本業務提携を締結している。

 同社の提供するサービスは、取扱高前年比約130〜140%で成長を続け、累計利用件数が1億7000万件を突破。今後は、資本業務提携などを通じて、国内外において拡大するBNPL(Buy Now, Pay Later=先に買って後から支払う決済)市場における事業連携を開始する予定。

マイニング専用チップのTRIPLE-1が想定時価総額2位に

 同社では、4月9日時点での「国内スタートアップ想定時価総額ランキング」も発表している。なお、登記簿情報に記載されている発行済みの顕在株、潜在株をもとに算出。また、子会社やINCJ主導で設立した企業は除外されている。

 それによると、ブロックチェーン技術のひとつであるマイニング専用のチップ「KAMIKAZE」を提供するTRIPLE-1が時価総額を1058億円から1641億円に伸ばし、2位に浮上した。直近登記された2020年12月の資金調達が確認できたほか、最新の株式取得価格も以前より上昇しており、想定時価総額の増加につながっている。

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 新たに17位にランクインしたエクサウィザーズは、ディープラーニングに関する研究をベースに、他企業とのオープンイノベーション、政府や自治体との実証実験による新しい社会制度の創出などに取り組んでいる。

 2月には、スタジアムと共同開発した録画面接サポートAIサービス「im AIエクスプレス選考 Powered by ExaWizards」を提供開始。3月には、TECH PLAYとTablyと共同開発した「DIA(デジタルイノベーターアセスメント)for PM」の提供を開始したほか、アフラック生命と業務提携を締結。保険事業および、全社DXの推進や新規事業開発で協働していくことを発表した。

 前回と同位となるネットプロテクションズホールディングスは、登記簿で新たに過去の調達を確認。想定時価総額が38億円増加している。そのほか、前回の想定時価総額ランキングと比べてリキッドグループ、アストロスケールホールディングス、Paidy、Global Mobility Serviceの想定時価総額が上昇。ランクイン企業のうち、合計7社が先月から時価総額を伸ばしている。

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