東日本旅客鉄道(JR東日本)は4月13日、同社が運営するポータルサイト「えきねっと」を6月27日にリニューアルすると発表した。
今回のリニューアルでは、ウェブサイト・アプリのUIを一新。トップ画面からダイレクトに乗りたい経路を検索できるようになったほか、座席選択時に進行方向が確認可能になった。号車も自由に選ぶことができ、空席状況と価格を比較しながら商品が選択可能という。
アプリのアップデート内容として、新幹線eチケット・従来線チケットレスにおいて、お気に入り機能を利用することで、最短3タップでの予約(最大6人予約)が可能になったほか、予約の変更払い戻しに対応。また、「受取用QRコード」を指定席券売機にかざすことで、切符を受け取れるようになった。2人以上の予約では、QRコードを分けて送ることができ、別々の駅で発券できるようになる。
加えて、予約時決済の方法にコンビニや金融機関(ATM・ネットバンキング)での支払いを追加。従来のクレジットカード支払い、駅の券売機・窓口と合わせ、4種類の支払い方法が選べるようになった。なお、コンビニ、金融機関、駅での支払いについては、JR東日本、JR北海道、JR西日本の列車を申し込む場合に限る。
さらに、購入できる商品として「大人の休日倶楽部割引」が適用された「新幹線eチケット」を追加。「株主優待割引」や「往復割引」が適用された新幹線eチケット、「大人の休日倶楽部パス」や「週末パス」など、一部「おトクなきっぷ」が購入できるようになった。
同社の共通ポイントサービス「JRE POINT」に対応。貯まったポイントを「特典チケット」や「アップグレード」に利用できる。例えば、新幹線eチケット(指定席)の購入で最大2%、チケットレスサービスで最大5%のポイントが付与されるほか、ビューカードでは最大3%、ゴールドカードは最大8%追加付与と、最大13%の還元が受けられる。
同社によると今後、えきねっとでは切符の代わりにQRコードをチケットとして利用できるサービスの検討を開始するなど新たなチケットレスサービスの導入を進めていくとしている。
訪日外国人旅行者向け「JR-EAST Train Reservation」についてもリニューアルし、対応サービスを拡大。指定席予約に加え、訪日・在留外国人向け鉄道パス、新幹線eチケットなどの取り扱いを開始する。
また、当日予約・当日受け取り(一部除く)に対応するほか、座席のシートマップにも対応。同サービスで購入した切符は、窓口だけでなく、指定席券売機でも受け取れるようになる。言語は、英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語に加え、タイ語・インドネシア語・フランス語・ドイツ語・スペイン語をサポートする。
法人向けの「ビジネスえきねっと」もリニューアルする。UIを刷新するとともに、「新幹線eチケットサービス」「えきねっとチケットレスサービス」「えきねっとトクだ値」の取り扱いを開始する。
現行サイトでの事前受付や「えきねっとチケットレスサービス事前受付サービス」については、7月26日乗車分まで対応。7月27日乗車分以降については、6月27日にリニューアルする新サイトで対応する。「新幹線eチケットサポートセンター」については、6月26日23時30分にて終了する。
また、今回のリニューアルに合わせメンテナンスを実施。えきねっと、JR-EAST Train Reservation、ビジネスえきねっとの現行サイトでの新規申込は、6月26日20時にて終了。さらに、6月26日20時から6月27日5時までは利用不可となる。なお、6月27日以降、2年以上ログインしていない場合は、えきねっと会員から自動退会となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス