NECがなぜペット事業に取り組むのか。NECらしからぬ方向性に、意外性を感じる人もいるだろう。
そうした質問に対し池田氏は、「新コロナウイルスの影響で、孤独感や閉塞感、こういったものが社会課題になりつつあるのが大きい。もともと、犬・猫のプラットフォームというアイデアはコロナ禍の前からあったが、メンバーと議論するなかで、当社の技術やアセットがこの分野と相性がいいことがだいたいわかってきた。たとえば、顔認証技術をやっているが、ペットの顔認証が可能なのか。あるいは多頭飼いを考えたときのペット同士の性格の相性について、どういう組み合わせだったらトラブルが起きないかの分析など、貢献できるところがあるのではないか。人々の幸福感は大事なこと。思いと技術がつながった」と説明。
また、従来の流通業者の中でペット事業に転換しているところが増えており、事業展開の機会でもあると見る。「当社がやるべき事業だという確信があって進めている」(池田氏)と話した。
NECはwanecoの提供にあたり、ウェルビーイングを目指した環境事業を推進する専門組織「環境分析事業推進室」を設置している。人とペットが共に幸せに暮らせるプラットフォームサービスを目指し、今後、本サービスに賛同するパートナー企業、団体を募集し、連携して事業を拡大していくとしている。
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