日本航空(JAL)は3月25日、成田国際空港(NAA)と東京国際空港ターミナル(TIAT)がそれぞれ4月より開始する顔認証技術による新しい搭乗手続き「Face Express」の実証実験に参画すると発表した。
同社によると、国際線の搭乗がスムーズかつ、非接触になることで安全・安心な旅の提供を目的として参画するという。
Face Expressを活用した搭乗手続きでは、利用者が空港での最初の手続き(自動チェックイン機など)で顔写真を登録すると、その後の手続き(手荷物預け、保安検査場、搭乗ゲート)において、搭乗券やパスポートを提示することなく顔認証で通過または、手続きが可能となる。ただし、出国審査については、対象外となる。
なお、同実験では、日本電気(NEC)の生体認証「Bio-IDiom」の中核技術であり、高精度な顔認証技術を搭載したシステムを活用している。
また、成田空港と羽田空港では、7月より本格運用を開始する予定だという。
従来、顔認証を用いた搭乗手続きは、航空業界において「OneID」として認知されているが、より直観的に理解してもらえるように、「Face Express」というサービス名称および、ロゴを新たに作成。成田空港・羽田空港の両空港での利用を開始している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」