Nianticは3月11日、東日本大震災から10年目が経過したのにともない、現地におけるビジネスをサポートするべく、岩手県、宮城県、福島県の各県100店舗のオーナーに、6カ月間無料で「Niantic 東北の思い出・お店再発見プログラム」を順次提供すると発表した。
同プログラムは、地域経済活性化をサポートする取り組みのひとつ。「Pokémon GO」のゲーム内に、スポンサーの店舗などを「ポケストップ」または、「ジム」として登場する機会を提供する。同社では、「地元の方々にお店を知っていただき、足を運ぶ機会を作れるよう、このプログラムが活用されること、そしてビジネスのサポートにつながることを願っています」とリリースに記している。
なお、同社では東日本大震災後の復興支援として複数のプログラムを提供している。すでに、震災で被害を受けた岩手県(陸前高田市)、宮城県(石巻市)、福島県(南相馬市)では、Pokemon GO以外に、「Ingress」のポータルや「ハリー・ポッター:魔法同盟」の宿屋、砦、温室などが設定されている。
2014年には、石巻市で「Ingress Meetup」、2015年は仙台市で「アノマリー:ペルセポリス」を開催。2016年には、観光復興支援として、避難指示が解除された浪江町や福島県浜通り地域の4村町、宮城県の3市町などにポケストップやジムを開設したほか、宮城県の「Explore Miyagi」など、東北3県でPokémon GOのイベントを実施。福島県ではPokémon GOを使用した「ふくしまDEぶらり観光MAP」も作成した。
2019年には、岩手県と三陸鉄道リアス線の開通を記念した「ポケモン GO in さんりく」を開催。ゲーム内でイシツブテやいわタイプのポケモンが出現するイベント、「GOスナップショット」を使ったコンテストを実施したほか、福島県では「ふくしま&ラッキー桃まつり」として、GOスナップショットを撮影するとラッキーが登場するイベントを開催。宮城県でも「ラプラス+宮城巡り」を機にラプラスが出現するイベントを開催したという。
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