フォルクスワーゲン、EVカーシェアをハンブルクで開始--コロナで計画に遅れ、利用は増加

 フォルクスワーゲン(VW)は、電気自動車(EV)によるカーシェアサービス「WeShare」の提供エリアを拡大し、ドイツのハンブルクでも2月25日に開始すると発表した。約800台のVW製EV「ID.3」で運営する。

ハンブルクでもEVカーシェアを開始(出典:VW)
ハンブルクでもEVカーシェアを開始(出典:VW)

 WeShareは、VWのEVを使うカーシェアリングサービス。2019年夏にドイツのベルリンで初めて提供開始。当初、2020年にチェコのプラハ、その後ハンブルクでも始める計画だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で実行できずにいた。結局、1年遅れでハンブルクが初の拡大事例となった。

ベルリンのブランデンブルク門にて(出典:VW公式Twitterアカウント)
ベルリンのブランデンブルク門にて(出典:VW公式Twitterアカウント)

 ベルリンでは、合計1500台のID.3と「e-Golf」でサービスを運営中。COVID-19対策で実施された都市封鎖(ロックダウン)が始まってしばらく経過した2020年3月には、利用回数がほぼ半減。改善策として、サービス提供地区の拡大、駐車中の料金割引、医療関係者への割引券提供などを実施したところ、持ち直したそうだ。

 ベルリンのWeShare登録ユーザー数は、現在10万人以上。そのおよそ半数が、1カ月に1回はサービスを利用しているという。

WeShareサービスの現状(出典:VW)
WeShareサービスの現状(出典:VW)

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