Pat Gelsinger氏が米国時間2月15日、Bob Swan氏の後任としてIntelの最高経営責任者(CEO)に就任した。Gelsinger氏は16日朝、Intelの従業員にメモを送り、業界の「イノベーションの源泉」になるよう促した。
同氏は、「われわれは比類のないIP、エンジニアリングの人材、新しい次世代コンピューティングアーキテクチャーの研究を通して、業界の継続的なイノベーションの源泉となる」とした。
Gelsinger氏はさらに3つの目標を掲げた。競争の激しい市場におけるすべてのカテゴリーでリーダーになること、「完璧に遂行する」ことを挙げたほか、共同創業者で元CEOの故Andy Grove氏に言及し、「直接的で透明性のあるデータ主導の決定と説明責任を実現するGrove式の規律」を一部取り戻す必要があるとしている。
Gelsinger氏はメモの中で、Intelで長年働いた経験にあらためて言及し、CEO就任について、「私の理想の仕事」に就くことを楽しみにしているとコメントした。同氏はVMwareのCEOに就任する前、Intelに約30年間勤務していた。
Intelは1月13日、Gelsinger氏がSwan氏の後任としてCEOに就任することを発表した。Gelsinger氏は2月15日、正式に就任した。アクティビストファンドのThird PointはIntelに対し、大規模に改革するよう求めていた。最先端プロセッサーの製造が遅れ、競合するAMDにPCやサーバー向けマイクロプロセッサー市場のシェアを奪われるなど、製造の問題を抱えていたためだ。
Gelsinger氏は1月21日、第4四半期決算の電話会議に登場し、いくつかの質問に答え、同社の今後の方向性について大まかに説明した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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