ZOZOテクノロジーズは2月9日、3DやAIを活用した「バーチャルファッション」プロジェクトを開始したと発表した。
同プロジェクトの第1弾として、同社のバーチャルヒューマン生成技術を使用した、4名のバーチャルファッションモデル「Drip」を用意。異なるファッションスタイルを持つ4名が、さまざまなコーディネートを着用し、Instagramおよび、TikTokにて活動を発信する。
今後は、これらのバーチャル技術を使用することで、例えば商品ページを閲覧する際に体型・年齢に近いモデルの着用画像を自動的できるようになるほか、過去の購買データから好みのアイテムやスタイルを判断し、バーチャルモデルが着用した画像を生成。さらに、現実世界に実在しないモデルを使用することで、撮影や採寸などの省コスト化も可能だとしている。
なお、バーチャルモデルの開発は、同社とディープフェイク技術において世界的第一人者であるHao Li氏が率いるPinscreenが共同開発。リアルな人間との判別が難しいクオリティを実現。顧客ひとりひとりに最適なモデル、着こなしを提供するパーソナライゼーションの構築、バーチャル上での試着などを目指す。
同社は、「MORE FASHION×FASHION TECH」という経営戦略を掲げ、ファッション領域におけるテクノロジー活用を進めている。近年、バーチャル領域は急成長しているが、ファッション領域での活用は進んでおらず、新規事業の一環として研究開発を進めていたという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス