Microsoftは、コンバーチブル型PCなどの「Windows 10」のタッチキーボードで、新しいデザインをテスト中だ。小型キーボードや分割キーボードのレイアウトなどを改善している。
これらの改善は、同社が2020年9月に「Windows Insider Program」のDevチャネルでキーボードのデザイン変更を行ったことに続くものだ。9月は新しいキーのサイズやレイアウトを用意したほか、機能の見つけやすさと使いやすさを向上させていた。
最新のキーボードのアップデートは、Devチャネルで「Windows 10 Insider Preview build 21301」(RS_PRERELEASE)のユーザーにロールアウトされる。
物理キーボードを切り離すと、Windows 10は小型キーボードのレイアウトに切り替わる。キーボード上部にある「グリッパー領域」を使って、キーボードを画面内で移動できる。
小型キーボードと分割キーボードでは、デフォルトのレイアウトに合わせてシンボルビューをアップデートした。また、設定メニューをネスト化して、視覚的にすっきりさせた。
新しいパスワードフィードバックアイコンもテスト中だ。これはスペースバーの左にあるアイコンで、パスワード入力時に有効になる。ユーザーが「パスワードフィールドに入力時に、タッチキーボードで視覚的なフィードバックが欲しい」場合に役立つという。
12インチ以上のディスプレイを搭載したPCの場合、タッチスクリーンのキーボードは[ESC]、[Tab]、[Windows]キーを備えた、従来のレイアウトに近いものになっている。
同社は、入力予測候補のデザインについても改善中だ。現行版は雑然としていて、分かりづらいという声が寄せられていたためだ。
候補を最大5つに絞り、キーボードの中央に表示するシステムを試している。この新しいデザインは2月の第1週からWindows Insidersにロールアウトされるが、まずは一部ユーザーに限定されるようだ。
また、Windows 10のスペルチェックと入力予測を改善するために、バックエンドの辞書の更新にも取組んでいる。
このビルドでは、特定の条件下でタスクバーの新機能「News and Interests」(ニュースと関心)を最初に起動すると、CPUを100%消費するバグなども修正した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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