NECパーソナルコンピュータ 執行役員の河島良輔氏は、2020年のマーケットの変化について、Windows 7のサポート終了に伴う買い替え需要の反動から下がると想定していたのに対して、「想定よりも非常に大きな市場になった」と振り返った。
昨今のコロナ禍によるテレワーク・テレスクール・ホームエンタメ需要の向上で、PC・タブレット市場は再活性化。店頭PC市場の伸張は当初マイナス15%を想定したが、実績は+6%。店頭タブレット市場に至っては、当初マイナス12%の想定に対し、実績は+20%まで大幅に伸びた。
しかし、NECPCではまだテレワーク市場で約300万台、テレスクールでは600万台、ホームエンタメでは約200万台、計約1000万台の潜在普及余地があると見る。
2020年10月、同社はどの程度テレワークが浸透したのかを調査した。緊急事態宣言前の3月と比較してテレワーク経験者は21%伸び35%まで伸びたものの、首都圏が46%、首都圏以外は26%にとどまっている。
家庭における子供専用PCの所有率(K-12と言われる高校生までの全体)は、コロナ禍前と比較して+4%上がってはいるが、全体の所有率は30%にとどまる一方、3分の2が子供専用PC購入を考慮しているという。
今後は自社の経験などをもとに、テレワークが生産性の向上に寄与することを伝えていくこと、また子供専用PCで心配される要素に配慮し、必要性を問いかけて背中を押すなど、意識のボトルネック解消により需要創出を狙っていくとした。
同社は、1月21日より対象商品購入者に割引を行う「新生活応援キャンペーン」を実施する。
実施期間は、1月21日〜5月9日。実施期間中に対象PC・タブレット商品を購入すると、店頭価格(税込)から最大1万1000円値引きするというもの。
割引きは、LAVIE Pro Mobile(2020年6月発表モデル/2021年1月発表モデル)が1万1000円割引(税込)。LAVIE N14(2021年1月発表モデル)、LAVIE Home Mobile(2019年11月発表モデル)、LAVIE N12(2021年1月発表モデル)、LAVIE Note Mobile(2020年1月発表モデル)、LAVIE First Mobile(2020年1月発表モデル)が5500円割引(税込)、 LAVIE T11(2021年1月発表モデル)が3300円割引(税込)。
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