贈賄罪に問われていたサムスン電子の副会長で事実上トップの李在鎔被告に対し、ソウル高等裁判所は現地時間1月18日、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡した。
李被告は、サムスングループ傘下の2社の合併に対する政府の支持を得ることを目的に、朴槿恵前韓国大統領とその知人に賄賂を贈ったとして有罪判決を受けた。この合併は、同グループに対する李被告の支配力を強めるものだった。
李被告は、判決後に直ちに収監された。
李被告は2017年に、一審で同じ罪に対して懲役5年の実刑判決を言い渡されていた。しかし、2018年の二審で執行猶予付きの懲役2年6カ月の判決を受け、釈放されていた。
2019年には、韓国の最高裁判所にあたる大法院が、一部の罪を無罪とした控訴審判決に誤りがあるとして、審理差し戻しを命じた。大法院は、李被告とサムスン幹部らが朴前大統領の知人(崔順実氏)に贈った馬3頭などが、86億ウォン(約8億1000万円)相当の賄賂にあたるとしていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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