NVIDIAは、完全オンライン開催となったテクノロジー関連見本市CES 2021でのプレゼンテーションの場を利用して、デスクトップおよびノートPC向けGPU「GeForce RTX」シリーズの最新モデルを発表した。
デスクトップPCユーザーにとって最大の発表となったのは、新しい「GeForce RTX 3060」だ。この新チップは329ドル(日本では4万9980円)からとなり、別のRTXモデルである「RTX 3060 Ti」(399ドル、同5万9980円から)に比べ、仕様を若干落としている。
RTX 3060は、NVIDIAによる最新のエントリーレベルのチップとして、旧世代のチップを利用しているユーザーに訴求する狙いがある。NVIDIAによると、RTX 3060のパフォーマンスは2016年モデルの「GTX 1060」の10倍、2018年モデルの「RTX 2060」の2倍に達するという。RTX 3060は2月下旬に発売予定だ。
NVIDIAはまた、ノートPC向けの新チップを発表した。その1つがノートPC版RTX 3060チップで、Ubisoftのアクションアドベンチャーゲーム「ウォッチドッグス レギオン」など人気のゲームを1080pのフルHDで実行できるようにした。このチップを搭載するノートPCは、ソニーが発売したばかりのビデオゲーム機「PlayStation 5」(標準モデルで499ドル、日本では4万9980円)より30%高速だとNVIDIAはアピールした。RTX 3060を搭載するノートPCの予定価格は、999ドル(約10万4000円)からとなっている。
NVIDIAはまた、フルHDよりも解像度が高い1440pディスプレイに対応する「GeForce RTX 3070」チップも発表した。同チップを搭載するノートPCの価格は1299ドル(約13万5000円)から。さらに、「GeForce RTX 3080」チップは、ゲーマー、アーティスト、動画編集者向けにより高い性能を提供し、搭載ノートPCの価格は1999ドル(約20万7000円)からとなっている。NVIDIAによると、RTX 3080は特にBlizzard Entertainmentのバトルゲーム「オーバーウォッチ」やEpic Gamesの「フォートナイト」などのEスポーツゲームをプレイする際に能力を発揮するという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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