新型コロナウイルスの世界的流行に伴い、多くの人が検査を受けられるようにするための取り組みに精力が注がれている。その中で、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)が、学生と職員のために妙案を編み出した。キャンパス内の各所に自動販売機を設置するというものだ。
UCSDによる「Return to Learn」(学びに戻ろう)プログラムの一環として、学内11カ所に設置された自動販売機で新型コロナウイルスの無料自己検査キットが提供されることになった。この自販機はスナック菓子を売る通常の自販機に似ているが、中に入っているのはポテトチップスやチョコレートバーではなく、個包装された鼻腔スワブ検体の採取キットだ。
テストの利用には手順がある。キットにバーコードが付いており、UCSDのアプリ「UC San Diego」でこのバーコードを読み取ると自身の検査結果にアクセスできる仕組みだ。UCSDの学生と職員は、検査キットを取得してから72時間以内に、検体を自販機の横に置かれた箱に投入しなくてはならない。
キャンパスに居住または通学している学生は、月2回の検査が義務付けられている。検査結果は通常、キットを箱に投入してから2日以内に判明するという。
USCDは2020年3月以降、新型コロナウイルスの検査を学生10万人超と職員2万8000人超に実施してきた。現在も授業の大半はリモートで行われているが、屋外授業など対面で行われている授業もある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」