Twitter、「タイムライン」機能の提供でAWSのクラウド利用へ

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2020年12月16日 12時13分

 Amazon Web Services(AWS)は米国時間12月15日、Twitterが「タイムライン」機能を提供するためのグローバルクラウドインフラにAWSを選定したと発表した。複数年にわたる契約で、TwitterはAWSのインフラやサービスのポートフィリオを活用し、日々大量に生み出されるツイートの配信を支える。AWSのコンピュート、コンテナー、ストレージ、セキュリティなどの機能を利用する。Twitterが同社のリアルタイムサービスの提供にパブリッククラウドを使用する初のケースとなる。

 Twitterは何年にもわたり、全体的なクラウド戦略の一環としてAWSを使用し、AWSのストレージやコンピュート、データベース、コンテンツデリバリーサービスを利用して画像や動画、広告コンテンツを配信してきた。

 Twitterの最高技術責任者(CTO)Parag Agrawal氏は、AWSとのこの新たなコラボレーションについて、「顧客の居場所に近いところにあるデータセンターからツイートを配信するとともに、『AWS Graviton2』インスタンスという、Armベースのアーキテクチャーを活用する」ことで、Twitterサービスのパフォーマンスを向上させ、「さらにAWSとの協業によって、インフラのスケーラビリティー向上を図り、AWSの多様で、成長を続けているサービスのポートフォリオを適用することで、機能を迅速に実現できるようになる」とした。

 Armに関してAWSは先週、Armの電子回路設計自動化(EDA)ワークロードの大半を含め、クラウドの利用にAWSを活用すると発表した。Amazonによると、本番規模のEDAをクラウドで稼働させるのは、半導体業界でArmが初となる

 AWSは数週間にわたって開発者向けカンファレンス「re:Invent」を開催している。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]