「Microsoft 365 for Mac」の主要アプリ、M1搭載Macに対応

Mary Jo Foley (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2020年12月16日 11時59分

 Microsoftは米国時間12月15日、「Microsoft 365 for Mac」の主要なアプリの新しいバージョンの提供を開始した。アップデートされたアプリは、Armベースの新チップ「M1」でネイティブに実行することが可能だ。Microsoftによると、「Outlook」「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」は、新型「Mac」でより高速かつ良好に動作するが、Intelのプロセッサーを搭載したMacでもこれまで通り「非常に快適」に動作する。

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提供:Microsoft

 Microsoft 365 for Macの主要なアプリの再設計バージョンは、「Universal」アプリとして構築されており、さまざまなアーキテクチャーで実行することができる。

 Microsoftは11月、「macOS Big Sur」で自動的に有効になる「Rosetta 2」変換レイヤーを通して、Microsoft 365と「Office 2019」の主要なアプリをM1搭載Macデバイスで利用できるようにした。そのとき、Microsoftの幹部は、Mac向けアプリを「Universal Binary」に移行する処理を既に開始しており、同じ実行ファイル内でAppleのM1チップとIntel製チップセットの両方をネイティブでサポートする予定であることを明らかにしていた。

 Microsoftは15日、「Outlook for Mac」の新しい体験のほか、「Word for Mac」「Excel for Mac」「PowerPoint for Mac」「OneNote for Mac」のアップデートされた「Office Start」体験も利用可能になったことを明かした。この新しいルック&フィールはMicrosoftの「Fluent Design System」を使用している、と関係者は述べた。新しいOutlook for Macでは、「iCloud」アカウントがサポートされており、ユーザーは仕事用と個人用の電子メール、連絡先、およびカレンダーを1つのアプリで利用することができる。iCloudアカウントのサポートは、今後数週間をかけて、新しいOutlook for Mac経由で提供される予定だ。

 Macユーザーは、共有カレンダーやWord for Mac向けの新しいコメント体験など、新しいコラボレーション機能も利用できるようになる。また、Word for MacとOutlook for Macでは、音声コマンドをサポートするディクテーションツールバーなどの新しいツールも利用可能になる。

 Microsoftによると、自動アップデートを有効にしているMacユーザーは15日より、それらのアップデートを入手できるようになるという。それ以外のユーザーは、「Mac App Store」にアクセスして「Updates」(アップデート)タブをクリックするか、あるいは、「Microsoft AutoUpdate」を使用してアップデートを確認するといい。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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