Appleは米国時間12月14日、「iPhone」向けOSの最新版である「iOS 14.3」をリリースした。「Fitness+」に対応したほか、「ProRAW」の写真を撮影する機能が追加された。Fitness+は、Appleの新しいフィットネス配信サブスクリプションサービスで、「ProRAW」は、アマチュア写真家により良い編集オプションを提供する同社の新しい写真フォーマットだ。また、新型ノイズキャンセリングヘッドホン「AirPods Max」に対応。アプリが収集するデータを事前に確認できるプライバシーラベルの表示も追加された。
Fitness+は、「Apple Watch」からの測定値を使用してガイド付きのワークアウトを提供するサービスで、iOS 14.3のリリースと同時に米国などで開始された。「Peloton」など既存のフィットネス配信サービスに似ているが、Apple Watchのみを対象に構築された初めてのサービスだ。月額9.99ドル(約1000円)または年額79.99ドル(約8300円)で利用できるほか、「iCloud」ストレージや「Apple TV+」などAppleの他のサービスと組み合わせた「Apple One」プランとして一括料金で利用できる。
ProRAWフォーマットは、マルチフレーム画像処理とiPhoneのコンピュテーショナルフォトグラフィーをRAW形式の多用途性と組み合わせたもので、iPhoneのスマートな撮影機能をより細かい編集オプションとともに活用できるようにする。対応機種は「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」だ。Adobeの「Lightroom」もProRAWフォーマットの写真に対応している。なお、Googleは「Pixel 3」を2年前に発売した時から、類似の写真機能を同社のスマートフォンに搭載している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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