JX通信社は12月8日、東北大学大学院環境科学研究科と共同で、新型コロナウイルス感染症の感染状況を三次元空間で表現した「新型コロナ時空間3Dマップ」(首都圏版/関西圏版)を開発したと発表した。
同社では、自治体や企業が発表した新型コロナウイルス感染症に関するデータを独自に集計しており、ニュース速報アプリ「NewsDigest」などを通じて無償で提供している。
今回、同社が集計したデータを元に、空間疫学を専門としている東北大学の中谷友樹氏・永田彰平氏と共同で、新型コロナウイルス感染症がいつの時期に、どのようにして地域に拡大していったかを三次元的に可視化する目的で新型コロナ時空間3Dマップを開発したという。
新型コロナ時空間3Dマップは、感染拡大状況を時系列かつ、俯瞰的に確認ができることが特徴。同社では、現在このマップを活用して、地域でどのように感染が拡大しているのかを分析しているという。また今後は、東北大学と共に専門的な分析を重ね、感染発生が持続する地域の特徴を明らかにしていく予定だという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」