Microsoftが「Windows Insider Program」のテスター向けに新しい「Windows 10」のプレビューをリリースした。複数の修正のほか、音声アシスタント「Cortana」の新機能が含まれている。
このアップデートで、Cortanaの新しい「ファイルスキル」が明らかにされている。ファイルスキルを利用して、ファイルを開いたり、見つけたりする機能をInsiderが利用できるようになった。
Windows Insider Program担当シニアプログラムマネージャーBrandon LeBlanc氏は、「CortanaをPCで使用して、自分の考えを直接的なアクションに変換し、ファイルを開いたり、見つけたりすることが可能になった。これまでのように、ファイルを見つけて開くためにアプリやフォルダーに移動する必要がないので、時間を節約できる」と説明している。
つまり、単語を入力するのではなく、Cortanaで音声を利用してファイルを見つけられるようになる。ファイル名の一部やファイルの作成者をCortanaに伝え、ファイルを探すことができる。最近編集したファイルを検索してほしいと指示したり、PDFなどのファイルの種類で検索することも可能だ。この機能は現在、米国の英語ユーザーが利用できるようになっている。
今回のアップデート「プレビュービルド20270」は「FE_RELEASE」からリリースされている(「FE」は「Windows」の新しいブランチの開発コード名「Iron」を指すとみられる。最初にFE_RELEASEからリリースされたのは10月だ)。今回「変更と改善」として挙げられているのは2件だ。「Optimize Drives」(ドライブの最適化)の新しい「Advanced View」チェックボックスと、2-in-1タッチデバイスのタッチキーボード向けのスプリットキーボードモードだ。
修正に関しては、「プロパティ」など、一部のダイアログが暗い背景に黒いテキストを表示する問題や、最大化ボタンをクリックすると一部のアプリが閉じてしまう問題、日本語の文字が含まれるプリンターの問題に対処した。また、多数のユーザーが作成されているPCでログインに時間がかかる問題も修正された。
さらにMicrosoftは、Insiderプレビュービルドで最新の状態にしておくことの重要性などについても説明している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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