英国が来週にも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの接種を開始しようとする中、Facebookは誤情報に関するポリシーを更新し、これらのワクチンに関する誤った主張を削除すると表明した。同社は米国時間12月3日、COVID-19に関する「ニュースルーム」の記事を更新し、Facebookおよび傘下のInstagramに投稿されたワクチンに関する情報のうち、公衆衛生の専門家チームが虚偽と判断した誤情報を削除する方針を追加した。
Facebookは1月以降、COVID-19に関する誤情報を削除してきたという。こうした誤情報には、CODID-19を5Gと関連づける陰謀論やCOVID-19の存在を否定する記事などがある。同社は先頃、FacebookとInstagramで身体的危害につながるおそれのある偽の予防策などのコンテンツ1200万件以上を3~10月に削除したことを明らかにしている。
COVID-19のワクチン3種(1つは米Pziferと独BioNTech、1つは米Moderna、1つは英オックスフォード大学と英AstraZeneca)が臨床試験で高い効果を示したとの11月のニュースは、世界中で歓喜の声をもって迎えられた。しかし、反ワクチン運動からは反発もある。この運動ではワクチンが有害だとの説を主張し続けているが、多くの科学者らはこれを誤った認識だと指摘している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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