YouTubeは米国時間11月24日、右翼系ニュース放送局One America News Network(OANN)に対し、一時的に動画を投稿できないようにする処分を科したと述べた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連の偽情報を拡散したためだという。
OANNがYouTubeのポリシーに違反して、新型コロナウイルスの確実な治療法があると主張する動画を投稿したため、今回の措置をとったとYouTubeは述べた。OANNは、Donald Trump米大統領のお気に入りのメディアの1つだ。
YouTubeは処分として、OANNに対して1回目のストライク(違反警告)を発行したとしている。YouTubeのコミュニティガイドラインで3ストライク制となっている違反警告に基づき、警告を受けたOANNは少なくとも1週間は動画をアップロードできない。YouTubeは、OANNが動画から収益を得る機能も停止したと述べたが、OANNは、コンテンツを収益化するYouTubeプログラムに再度申請することができる。OANNから直ちにコメントを得ることはできなかった。
YouTubeはこれまでにも、プラットフォームでOANNが拡散する偽情報を防止するための対策が十分でないとして批判されていた。OANNは、11月初頭に行われた米大統領選後の数日間、Trump大統領の勝利を偽って宣言したり、民主党の選挙不正を根拠なく批判したりする動画をアップロードしていた。YouTubeは、それらの動画の収益化を停止し、「最終結果ではない可能性がある」とする警告ラベルを付与していた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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