タニタは11月20日、Bluetooth方式の通信機能を搭載した「タニタ上腕式血圧計 BP-224L」を発売した。市場想定価格は1万1800円(税別)。
本製品は、スマートフォンアプリ「ヘルスプラネット」と連動するのが特徴。体組成計の計測データをスマートフォンで管理している40、50代の利用者や、スマートフォンで継続的に血圧の測定データ管理をしたい層への販売を想定。家電量販店などを中心に、初年度8000台の販売を計画している。
同社によると、血圧は気温の影響を受けるため秋冬の季節は上昇しやすいとされ、血圧が要因となる死亡者数もこの時期に増加するとされている。さらに、血圧は季節変動以外にも、ストレスや生活習慣などさまざまな要因の影響を受けており、日内での変動もあるという。
このため、高血圧の場合には継続的に測定・記録し、その推移をチェックしていく必要がある。本製品は、こうしたニーズに対応したほか、より使い勝手を高める機能を搭載している。
具体的には、測定した最高・最低血圧値と脈拍数を本体へと自動記録する機能を搭載。記録した測定データは、Bluetooth通信でスマートフォンへと転送される。
転送したデータは、ヘルスプラネットで管理でき、測定値を数値とグラフで確認可能。なお、通信機能を備えた同社製の体組成計や活動量計で測定した体重や体脂肪率、活動量などのデータと合わせて、各種データを一元管理するといった運用も行える。
本体カフには、片手で簡単に装着できる「クリップアームカフ」を採用した。クリップ状のカフを腕に「はさむ」「巻く」の2ステップで簡単かつ正しく装着でき、測定時のわずらわしさを大幅に軽減したという。
また、血圧測定前に自動で室温を調べる「低室温お知らせ機能」も搭載。室温が9度以下の低温の場合に測定を自動で中止し、注意を促すようになっている。
なお、本体には、2人分の測定結果(最高・最低血圧値、脈拍数、温度)90回分の記録が可能。サイズは、幅93mm×高さ57mm×奥行144mm。重量は、約228g(電池を含まず)。
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