2019年11月に発表されていたGoogleによるFitbit買収は、2021年に持ち越される可能性がある。
Fitbitが第3四半期決算発表の中で、以下のように明らかにした。
買収に関しては、規制当局による調査が進められている。欧州委員会は2020年8月4日、買収に関する第2段階(Phase II)の調査を開始したと発表した。第2段階の調査がいつまで行われるかについては、確実性を持って予想できない。FitbitとGoogleが必要な承認を得て、2020年中に買収を完了するとわれわれはまだ期待しているが、それ以降になる可能性がある。また、こうした承認を得る時期に関して、新型コロナウイルス感染症がどの程度影響するかは不確実であり、予測できない。買収を完了するまで、規制プロセスに関する追加の最新情報は、今後の四半期決算発表時のみに提供する予定だ。
今のところ、Fitbitは自社の位置をかなりよく守っている。デバイスの販売台数は330万台で、平均販売価格は前年比8%増の104ドルとなっている。また、「Fitbit Charge 4」「Fitbit Sense」「Fitbit Versa 3」「Fitbit Inspire 2」などの新デバイスは、売上高の52%を占めた。
それでもFitbitは同四半期、5450万ドル(1株当たり20セント)の純損失を計上した。売上高は3億6390万ドル、非GAAPベースの1株当たり損失は3セントだった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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