日清食品は、「音楽特化・配信特化・無観客」をコンセプトにした日本初の配信型ライブハウス「日清食品 POWER STATION [REBOOT]」を11月21日にオープンすると発表した。
同社によると、1988年から10年間にわたり東京本社ビル(東京都新宿区)の地下で運営していた「NISSIN POWER STATION」を22年ぶりにREBOOT(再起動)し、配信特化の無観客ライブハウスに改装。ネット時代の若者たちに向けて、ニューノーマル時代だからこそできる新しいエンタテインメントを発信していくという。
スマートフォンやPCで視聴する配信に特化した音楽ライブハウスとなっており、オリジナル開発のプラットフォームを活用。ステージに設置した透過型LEDバックパネルやLEDフロアパネルとチャットシステムを連動させることで、配信ライブでありながら、まるで実際のライブ会場にいるような参加感が体験できるのが特徴となる。
また、東京本社に新しく設置するものと同じステージをバーチャル空間にもCGで作り上げることで、Vチューバーがモーションキャプチャスタジオからステージに出演することも可能。Vチューバーやアニソン歌手、ボカロPなど、さまざまなジャンルの音楽に触れられる環境になるという。
加えて、投げ銭タイプのチャット送信時オプション「ウルトラチアー」を利用して、音楽ライブでサイリウムを振って声援を送るかのようにアーティストのパフォーマンスを盛り上げることもできる。
NISSIN POWER STATIONは、1988年3月に現日清食品ホールディングス東京本社の地下に誕生した「ディナーしながらロックできる」世界初の「ロッキンレストラン」。地下1階、2階の吹き抜け構造に、オリジナルで開発した音響施設「ハイエナジーシステム」やモニター90台のコンピューターマトリックスビジョンをはじめとした音響、照明、AVシステムを導入し、ロックを中心としたニュー・ミュージックのコンサートを聴きながら本格的なコース料理も楽しめるエンターテイメント空間として展開していた。
オープン日となる11月21日からは、「こけら落とし3DAYS」を開催。1日目は西川貴教氏、2日目はVチューバーの星街すいせい、3日目はガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!」から生まれたPoppin’Partyが参加する。
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