Appleの「iPhone 12」と新しい「MagSafe充電器」が財布に影響する可能性がある。iPhone 12の価格(税別8万5800円)のことを言っているわけではない。同社は先週ウェブサイトに公開した新しいサポート文書の中で、MagSafe充電器(同4500円)を使用する前に、iPhoneの背面にウォレットアクセサリが取り付けられている場合は必ず外すよう注意している。付けたまま充電すると、クレジットカード、パスポート、社員バッジなどのRFIDチップや磁気ストライプの破損につながる恐れがあるという。
「MagSafe充電器の上にiPhoneを置く前に、両者の間にほかのもの(クレジットカード、ホテルのカードキー、交通系ICカードなど)や異物が挟まらないように確認しておきます。デバイスに金属製のケースや分厚いケースを着けている場合は、取り外してください。また、MagSafe対応iPhoneレザーウォレットも取り外します。MagSafeケースを使っている場合は、そのまま着けていてかまいません」と、サポート文書には書かれている。
iPhoneをレザーケースに入れたままMagSafe充電器で充電すると、ケースに丸い跡が残ることがあるという。
MagSafeは、アクセサリをiPhoneに接続するためのシンプルながらも信頼できそうな方法であるとして、レビューアーらから称賛されていたが、このサポート文書はMagSafeに制約があることを示している。
iPhoneをはじめとする人気ハイテク製品は、ありとあらゆる優れた技術によって支えられているとはいえ、物理現象や化学現象に対処する必要があることに変わりはない。今回の場合、磁気とクレジットカードは相性が悪い。
Appleは、MagSafeによる充電中にiPhoneが熱を帯びる可能性についても警告している。バッテリーが熱くなりすぎると、温度が低下するまでiPhoneの充電が自動的に制限されるという。同社は「温度が下がれば、iPhoneは再び充電されるようになります。iPhoneと充電器を涼しい場所に移動してみてください」と説明している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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