Microsoftは、「Windows 10」の最新プレビューで、ライト/ダークのテーマに合わせたスプラッシュ画面を「Universal Windows Platform」(UWP)アプリで利用可能にしたほか、「ドライブの最適化」で追加された「Advanced View」でデフラグ体験を向上させた。
同社は7月のプレビュービルドで、スタートメニューのタイルをテーマに合わせたものに変更しており、UWPアプリ向けの新しいスプラッシュ画面でも導入される。
このテーマに合わせたスタートメニューのタイルは、米国時間10月20日にリリースされた「Windows 10 バージョン20H2」(「October 2020 Update」)に含まれている。
UWPアプリ向けの新しいスプラッシュ画面は、「Windows Insider Program」のDevチャネルでリリースされた「Insider Preview Build 20241」で利用できる。
現在、テーマに合わせたスプラッシュ画面に対応しているUWPアプリは、「設定」「ストア」「Windowsセキュリティ」「アラーム&クロック」「電卓」「マップ」「ボイスレコーダー」「Groove ミュージック」「映画&テレビ」「切り取り&スケッチ」「Microsoft ToDo」「Office」「フィードバックHub」など一部となっている。
MicrosoftのシニアプログラムマネージャーBrandon LeBlanc氏によると、現在この機能をDevチャネルの一部のWindows Insiderに展開しているのは、性能や信頼性に影響を与える問題を見つけるためだ。徐々にDevチャネルのすべてのユーザーに提供する計画だ。
同社はまた、「デフラグと最適化」ユーティリティーの変更にも取り組んでいる。
「ドライブの最適化」ページ(「設定」>「システム」>「ストレージ」>「ドライブの最適化」で表示)に、新たに「Advanced View」のチェックボックスが追加された。非表示になっているボリュームも含め、すべてのボリュームがリスト表示される。LeBlanc氏によれば、まだ開発の初期段階にあるため、チェックボックスは表示されるかもしれないが、クリックしても違いに気づかない可能性がある。
さらに、ボリュームがデフラグできない場合は、「Current status」(現在の状態)カラムに詳細を表示する。またF5を押して、リフレッシュできるようにする。
今回のアップデートでは、多くの修正が行われており、「Surface Pro X」や「Surface Pro 7」のようなタッチデバイスで、スクロールやピンチズームが正しく動作しない問題などに対処した。また「タスクマネージャー」が動作中に、「Microsoft Edge」でタブを閉じると、タスクマネージャーがクラッシュする問題も修正した。
Microsoftは、Windows Insider Program向けビルドの複数の既知の問題についてもブログ記事で挙げている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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