PayPalは米国時間10月21日、PayPalアカウントから直接、仮想通貨を購入、保有、売却できるようにすると発表した。米ドルや英ポンドなどのいわゆる「フィアットマネー」(法定不換紙幣)を、まずはブロックチェーンベースの仮想通貨であるビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインと相互に交換できるようになる。同社この新しいサービスを、米国で「数週間のうちに」提供開始し、2021年前半には同社の「Venmo」サービスと、米国以外の市場にも拡大する計画だという。
2021年初頭からは、世界中の2600万店の加盟店で支払いに仮想通貨を使用できるようにする予定だ。
PayPalは、オンライン小売業者とその顧客の間の決済をいち早く仲介した企業の1つで、その後、Eコマース決済の巨大企業へと急成長した。現在3億を超えるユーザーを擁し、2019年には124億件の決済を処理した。
仮想通貨の人気は、2017年末近くに最高潮に達し、ビットコインの価格は1万9000ドル以上まで急騰したが、2018年前半にはその半分以下に下落した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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