超高速充電をめぐる競争に新たな挑戦者が加わった。中国のスマートフォンメーカー小米科技(シャオミ)が現地時間10月19日、80Wの充電システム「80W Mi Wireless Charging Technology」を発表した。同社によると、スマートフォンのバッテリーを20分足らずでフル充電できるという。
シャオミは新たな充電方式について、4000mAhのバッテリーでは1分で10%、8分で40%、19分で100%充電できるとしている。2019年に発表した30Wの充電技術では、同様のバッテリーを約25分で50%、69分で100%充電可能だという。
シャオミは、充電の仕組みや、デバイスと併せて出荷するかどうかを明らかにしなかった。2020年に発表された「Mi 10 Ultra」は、120Wの有線充電器と、40分で4500mAhのバッテリーをフル充電できるとする50Wのワイヤレス充電機能が注目を集めた。
シャオミのほかにも多くの企業が超高速のスマートフォン充電器の開発に取り組んでおり、同社は中国のライバル各社との激しい競争に直面している。7月には、欧珀(オッポ)が125Wの「flash charge」を発表した。これも20分未満でバッテリーをフル充電するとされている。2019年にはVivoが120Wの充電技術を披露している。Appleの「iPhone 12」ファミリー向け充電器「MagSafe」は、最大15Wの充電が可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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