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インテル、NANDメモリー事業を韓国SKハイニックスに売却へ--約9500億円

Cho Mu-hyun (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 編集部2020年10月20日 16時54分
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 韓国の半導体製造企業SKハイニックスがIntelのNANDメモリーおよびストレージ事業を90億ドル(約9500億円)で買収する。両社が米国時間10月19日に発表した。

SK hynix to Acquire Intel NAND Memory Business

 この買収には、IntelのNAND SSD事業と、NANDコンポーネントおよびウエハー事業、中国の大連にあるNANDメモリーチップ製造施設が含まれる。

 Intelの「Intel Optane」メモリー事業は買収の対象とはなっておらず、同社にとどまる。

 両社は現在、政府からの承認を得る作業を進めており、正式に承認が得られるのは2021年後半になる見込みだという。

 買収が認可されれば、SKハイニックスはIntelのNAND SSD事業(IPと従業員、大連の製造施設を含む)を買収する上で、まず70億ドル(約7400億円)を支払う。

 SKハイニックスはその後、2025年3月に予定されている20億ドル(約2100億円)の最終支払いによって、残りの資産(NANDフラッシュのウエハー関連の製造/設計に関するIPと、研究開発部門の従業員、大連の製造施設の従業員を含む)を獲得する。

 Intelは当面、大連の施設でNANDウエハーの生産を継続し、契約が完了するまで、NANDフラッシュのウエハー関連の製造/設計に関するすべてのIPを保持する。

 Intelは業界をリードするNAND SSDテクノロジーと、単一メモリーセルに4ビットを書き込むQLC(Quadruple Level Cell)NANDフラッシュ製品を有している。SKハイニックスは、ストレージソリューション、特に法人向けSSDの分野での競争力を強化していくと声明で述べている。

 両社によると、IntelのNAND事業は2020年上期、同社の不揮発性メモリーソリューショングループに営業利益6億ドル(約630億円)、売上高28億ドル(約2960億円)をもたらした。

 Intelは今回の取引で得る資金によって、さまざまな人工知能(AI)や5G、インテリジェントな自律型エッジ機能への投資を計画していると述べた。

 SKハイニックスはこの契約が認可された場合、世界最大のNANDフラッシュメーカーとなっているサムスンに次ぐ世界第2位の座を獲得することになる。SKハイニックスとサムスンはいずれも、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに起因するPC/サーバー向けNANDフラッシュメモリーの需要の増加を目にしている。

 調査会社のTrendForceによると、2020年第2四半期のNANDフラッシュ市場で、サムスンのシェアは31.4%、Kioxiaが17.2%、Western Digitalが15.5%、SK Hynixは11.7%で4位、Intelは11.5%で5位となっていた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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