2016年米大統領選挙に対するロシアからの干渉をめぐり、その調査に関連した文書の「機密指定を完全に解除することを全面的に承認した」とDonald Trump大統領がツイートしたことについて、連邦判事が説明を求めているという。複数のメディアが報じた。
ワシントンDC地区米連邦地方裁判所のReggie Walton判事は米国時間10月16日、機密文書に関するTrump大統領のツイートの真意を説明するよう米司法省に求めたと、CNNが報じている。
Trump大統領は6日、「米国史上最大の政治犯罪である、ロシアについてのでたらめな話に関係する全文書の機密指定を完全に解除することを承認した。Hillary Clinton氏の電子メールスキャンダルも同様。黒塗りなしだ!」とツイートしていた。司法省側の弁護士らは大統領のツイートについて、ロシアからの選挙干渉疑惑に関連した書類の機密指定解除を同省に命ずるものではないと述べている。
CNNやBuzzFeed Newsなどの報道機関は、Robert Mueller米特別検察官(当時)が2017年から2019年にかけて実施した調査に関する記録のさらなる開示を求めている。BuzzFeed NewsのJason Leopold記者は、黒塗りされていないMueller氏の報告書の開示を求める緊急の命令申請の中で、機密指定解除に関するTrump大統領のツイートに言及した。
Leopold氏のツイートによれば、Walton判事は16日の公聴会で、これらの文書の機密指定解除を許可するというツイートによって大統領は明らかに意向を示したと述べたという。裁判所の記録によると次回の公聴会は10月21日に予定されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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