先日発表された新型の「iPhone 12」は、カメラの機能が向上し、5Gにも対応したが、「iPhone 12 Pro」ではさらにLiDARセンサーの搭載により3Dスキャン機能が加わり、より高度な拡張現実(AR)体験が可能になった。そこで「Snapchat」を提供するSnapは、このiPhone 12 ProのLiDARをARクリエーターが活かせるよう、早々にソフトウェア「Lens Studio」をバージョン3.2にアップデートした。これは、世界をより詳細にスキャンできるアプリの新たな波が来ることを見越した動きだ。
Snapのカメラプラットフォーム担当シニアバイスプレジデントのEitan Pilipski氏は、今回のアップデートについて米CNETの取材に応じ、LiDARの精度が上がり、アルゴリズムと新しいセンサーの融合がさらに拡大していくとの見方を示した。Pilipski氏は深度センシングをSnapが次に目指す方向性の「まさに基礎になる」ものだと見ている。これは自撮り写真を加工するフェイスフィルターにとどまらず、世界のあらゆるものをスキャンする技術に向かうということだ。Snapはすでにこうしたアイデアをスマートサングラス「Spectacles」などで模索してきたが、新たにLiDARの機能が加わったことにより、さらなる可能性の広がりが期待できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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