Amazonは米国時間9月24日、スマートスピーカー「Echo」のシリーズを刷新し、新しい「Echo」「Echo Dot」および時計付きEcho Dot、「Echo Dot Kids Edition」、さらに「Echo Show 10」を発表した。いずれも人工知能(AI)搭載アシスタント「Alexa」がより迅速にコマンドに対応できるように、新しいカスタムチップを搭載したほか、デザインも新しくなった。
新製品には、新しいニューラルエッジプロセッサー「AZ1」が搭載されている。AZ1は、エッジで機械学習アルゴリズムを実行する、専用のシリコンモジュールだ。新しいニューラル音声認識モデルにより、リクエストを素早く処理し、Alexaの応答性を高めるという。
第4世代のEchoは、球体にファブリックカバーを採用した新しいデザインになっている。色はグレーシャーホワイト、チャコール、トワイライトブルーの3色展開。「Echo Studio」と同様に、設置場所に合わせてサウンドを調整する。
また、スマートホームハブを内蔵し、Bluetooth Low Energy(BLE)をサポートする。「Amazon Sidewalk Bridge」としても機能する。価格は99.99ドル(日本では1万1980円)。
新しいEcho DotもEchoと同様、球体にファブリックカバーを採用している。1.6インチのスピーカーを備え、時計付きのバージョンではさらにLEDディスプレイで時間やタイマー、アラームを確認できる。色はEchoと同じ3種類。価格はEcho Dotが49.99ドル(日本では5980円)、時計付きのEcho Dotが59.99ドル(同6980円)。
Echo Dot Kids Editionでは、新しいデザインと、子供が文章を読むのをAlexaが支援する新機能「Reading Sidekick」を導入した。子供のボイスプロフィール作成機能もあり、「Alexa」がその声を認識すると子供向けモードに切り替わり、子供向けの応答やゲームなどを提供する。デザインはパンダとタイガーの2種類から選べる。価格は59.99ドル(約6300円)。
最新バージョンのスマートディスプレイであるEcho Show 10は、「インテリジェントモーション」機能を備えており、ユーザーが部屋の中を動き回りながら話しても、ディスプレイをユーザーの方に向けて画面に捉えることができる。この機能はいつでも無効にできる。
Echo Show 10は、音声ビームフォーミング技術とコンピュータービジョンを組み合わせて利用し、ユーザーの姿を捉える。Amazonによると、処理はすべてデバイスのニューラルプロセッサーを利用してローカルで行われるという。話しかけると、Echo Show 10は音声定位およびコンピュータービジョンモデルを利用して三角測量を行い、ディスプレイをユーザーの方に向ける。特定の人物を識別するのではなく、人の形を探す。
価格は249.99ドル(約2万6000円)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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