キヤノンマーケティングジャパンは9月17日、「EOS」や「PowerShot」といった同社製デジタルカメラをウェブカメラ化する専用ソフトウェア「EOS Webcam Utility」を9月下旬に無償提供すると発表した。はじめにWindows版を提供し、macOS版については準備が整い次第発表するという。
同ソフトを導入したPCと対応するデジタルカメラをUSBケーブルで接続することで、Webカメラとして使用できるようになる。なお、同ソフトは、2020年4月にキヤノンUSAがベータ版として発表した「EOS Webcam Utility Beta」の正式版となる。ベータ版は、公開後に70万以上のダウンロードがあったという。
正式版では、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R5」や「EOS R6」を含む41機種に対応機種を拡大。対応アプリケーションについても13に拡大している。さらに、ソフトウエアを介さずにカメラの録画ボタンを押すだけで、ウェブ会議やライブストリーミング配信で使用している間にカメラ内の記録媒体に動画の録画保存が可能になった。
具体的な対応カメラは以下の通り。2010年発売の「EOS 60D」や2011年発売の「EOS Kiss X5」、2012年発売の「EOS 5D Mark III」など、10年近く前の機種がサポートされているは大きいだろう。
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