キヤノン、フルサイズミラーレス「EOS R5」を7月30日に発売へ

 キヤノンマーケティングジャパンは7月21日、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R5」を7月30日に発売すると発表した。価格は、キヤノンオンラインショップで税別46万円。なお、EOS R5と同時に発表された「EOS R6」は8月下旬での発売とアナウンスされている。

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左から「EOS R5」「EOS R6」

 EOS R5は、キヤノン伝統の「5」の数字を掲げるハイエンドモデル。新開発の約4500万画素フルサイズCMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC X」を搭載。また、EOS Rシリーズとして初めてボディ内手ブレ補正を搭載し、レンズ内の手ブレ補正ユニットと協調動作する「協調制御IS」に対応。最大8段の補正効果が得られるという。

 連写性能は、AF/AE追従で秒間最大12コマ、電子シャッターでは最大20コマで記録可能。AFは、「デュアルピクセルCMOS AF II」に進化。AFスピードは世界最速と謳う約0.05秒で、EOS Rと比べてサーチスピードを改善しているという。

 ボディは、マグネシウム合金を採用した防塵防滴構造。メイン電子ダイヤル、サブ電子ダイヤル×2のほか、EOS Rで省略されていたマルチコントローラーを搭載しているほか、メモリーカードスロットは、CFexpress+SD UHS-IIのデュアル構成。約210万ドットの液晶パネルは、動画撮影にも便利なバリアングルタイプで、約576万ドットのEVFは、フレームレート119.88fpsに対応している。

 動画性能も強力で、クロップなしでの8K/29.97fps撮影に対応。10bit Canon Log、10bit HDR PQ、12bit Canon Cinema RAWの内部記録が可能なほか、4Kも最大119.88fpsで撮影できる。また、デュアルピクセルCMOS AF IIの採用により、8K、4K問わず動画撮影でも人物検出や動物検出可能だ。なお、動画撮影時間は最大29分59秒までだが、8K RAWと8K/30pでは発熱の観点から、撮影可能時間は約20分(環境温度が23度の場合)ほどになるとしている。

小型軽量の望遠レンズなども同日発売

 EOS R5とあわせて、望遠レンズ「RF600mm F11 IS STM」、「RF800mm F11 IS STM」に加え、「エクステンダー RF1.4×」、「エクステンダー RF2×」、バッテリーグリップ「BG-R10」、ワイヤレスファイルトランスミッター「WFT-R10B」、バッテリーパック「LP-E6NH」も同時発売となる。

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写真中央に見えるのが「RF600mm F11 IS STM」、写真右側に見えるのが「RF800mm F11 IS STM」

 RF600mm F11 IS STMとRF800mm F11 IS STMは、F11と暗いものの、前者が910gでキヤノンオンラインショップでの税別が8万8000円、後者が1260gで11万3000円と、望遠レンズとしては軽量・安価を実現している。さらに、エクステンダー RF2xを組み合わせることで、RF600mmで1200mm、RF800mmで1600mmをカバー。EOS R5/R6では、F22でのAFにも対応。手軽に超望遠を試すことができる。

 なお、EOS R5と同時発表された「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」は9月下旬、「RF85mm F2 MACRO IS STM」は10月下旬での発売を予定している。

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