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「#おうちキャンプ」や「#おうちモンテ」まで--在宅時間を工夫して楽しむ親たち

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 コロナ禍で外出自粛が続いたことで増えたのが在宅時間だ。在宅を楽しもうと、多くの人がいろいろな工夫をしているようだ。Instagram上でも、自宅にいる時間を楽しむ「#おうち時間」「#おうちカフェ」「#おうちごはん」などのハッシュタグをつけた投稿が多数投稿された。まだ完全な収束が見通せない中、おうちでの楽しみ方は広がっているようだ。

お出かけ気分で家時間を楽しむ

 「外食したい、遊びに行きたいという気持ちはある。でも、子どもに感染させたくないから、せめて家での時間を楽しもうと思って」。未就学児の子どもがいるある30代主婦はパンやスイーツ作りにはまり、Instagramで投稿し続けている。「子どもにも好評だし、料理は奥が深い」。

 Instagramを見ると、「#おうち時間」(559万件)、「#おうちカフェ」(488万件)、「#おうちごはん」(1733万件)など、自宅にいる時間を楽しむ投稿はとても人気が高い。先述の例のように、長くなった在宅時間を有意義に使うために、料理やスイーツ作りなどをして楽しんでいる人が多いのだ。

 特に「#おうちカフェ」は、「#ダルゴナコーヒー」(12.6万件)や「#いちご飴」(10.8万件)などのインスタ映えするスイーツを手作りし、写真を投稿している例が多くなっている。

 外でお酒を飲む機会が減った分、自宅で居酒屋風のおしゃれで美味しそうなおつまみなどを作って投稿する、「#おうち居酒屋」(44.6万件)や「#おうちバル」(6万件)なども人気が高い。器なども凝っており、本当の居酒屋やバルで撮ったような料理が多数並ぶ。

 「#おうちキャンプ」(4.3万件)も面白い。庭やベランダなどにテントを張ったり、バーベキューをしたり、飯盒炊飯をしたりして、キャンプ気分を楽しむ生活だ。メスティンやシェラカップ、ランタンなどのアウトドアグッズを駆使して盛り上げている例も少なくないのだ。「外で食べるだけでも美味しく感じる」「旅気分が出る」と、子どもなどにも好評のようだ。

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 「#おうちディズニー」(1.7万件)は、なかなか行けないディズニーリゾートに思いを馳せながら、ディズニーキャラクターなどをあしらった食事やスイーツなどを作り、写真を投稿している例が目立つ。ディズニーキャラクターのぬいぐるみと撮影したり、かぶりものをして撮影している例もある。

モンテッソーリ教育も英語教育もおうちでもできる

 自宅で充実した時間を過ごしている子育て家庭も多い。たとえば、「#おうち遊び」(6.6万件)、「おうちあそび」(4.9万件)は、家でできる小さな子どもが喜びそうな遊びのアイデアなどがたくさん投稿されている。

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 100円均一の店で手に入る知育系おもちゃやグッズ、遊び方をイラストなどで説明したシリーズ、子どものお絵かきや作品など、家庭で工夫したあとが見られるものが多い。中にははじめての料理やベランダプール、水遊び、お店屋さんごっこ遊び、シャボン玉遊びなど、かわいい子どもの笑顔写真も多数投稿されている。

 「幼稚園も休みだし、公園にも出づらくて、子どもが退屈していた。遊びのアイデアを求めてよく見ていた」と、先程の30代主婦は語る。「おすすめのグッズとかアイデアとか見つかるし、みんな同じだなと励まされた」。

 「#おうちモンテ」はどんな意味かわかるだろうか。「おうちモンテッソーリ教育」の略だ。モンテッソーリ教育とは、マリア・モンテッソーリによって考案された人気の教育法で、教具を使って日常生活や感覚、言語、算数、文化などを学ぶものだ。

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 「#おうちモンテ」では、自宅でできる簡単なモンテッソーリ教育のアイデアが多数投稿されている。「ハサミを渡してみよう」「おそうじ練習」「ねじまわしを使ってみよう」など、自宅ですぐにできるものが多い。幼稚園や保育園なども休園しており、低年齢の子どもたちにとって教育を受ける機会がほとんどなかったことも影響しているだろう。

 「#おうち英語」(8.7万件)、「#おうち英語育児」(1000件以上)なども人気が高い。投稿されているのは、ほとんどが自宅における未就学児の英語学習だ。幼児用英語アプリや教材、日常で使える英会話、英語の絵本、アルファベット積み木など、英語学習に使える教材やグッズ、保護者からの英語での声かけ例などが投稿されている。習い事なども自由に行けない中でも、子どもへの教育にがんばった保護者が多かったことがわかる。

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 「#おうちスタジオ」(17万件)では、スタジオで撮影するようにおしゃれをさせて背景などもセッティングして撮影している投稿が多く見られる。「2歳のバースデー記念に撮影したいと思っていた。スタジオ撮影は高いけど、家なら安全に可愛く撮ってあげられる」と、自宅で本格的な撮影をした40代主婦はいう。「思ったよりずっと本格的に撮れたし、あれこれ準備したのも楽しかった」。

 在宅時間が長くなる傾向にあるが、それでも子どもに教育したり、日常を楽しんだりはできる。みなさんもこのような投稿を参考にしてみてはいかがだろうか。

高橋暁子

ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディア等の記事の執筆、企業等のコンサルタント、講演、セミナー等を手がける。SNS等のウェブサービスや、情報リテラシー教育について詳しい。
元小学校教員。
『スマホ×ソーシャルで儲かる会社に変わる本』『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』(共に日本実業出版社)他著書多数。
近著は『ソーシャルメディア中毒 つながりに溺れる人たち』(幻冬舎)。

ブログ:http://akiakatsuki.hatenablog.com/

Twitter:@akiakatsuki

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