メドレーは9月3日、オンライン服薬指導、処方箋のネット受付、キャッシュレス決済などの機能を利用できる調剤薬局窓口支援システム「Pharms(ファームス)」の提供を開始したと発表した。
Pharmsは、新しい患者体験と業務効率の向上を目指した調剤薬局向けシステム。オンライン服薬指導や処方箋ネット受付、キャッシュレス決済のほか、店舗管理やスタッフ管理といった機能を備えている。
患者は、「CLINICS」アプリから処方箋を調剤薬局に事前送信しておくことで店舗での待ち時間を短縮可能。また、CLINICSアプリでオンライン診療からオンライン服薬指導までを一気通貫で利用できる。
今後は、調剤薬局の利便性向上のためにレセコンや薬歴システム、電子お薬手帳などとの連携を検討。既にアクシス(メディクス)・EMシステムズ(MAPS for PHARMACY、Recepty NEXT)・PHC(ヘルスケア手帳サービス)との協議を開始している。
なお、Pharmsは2020年4月の開発発表以降、8月末までに約1800店舗の事前申し込みが合ったという。これらの中には、調剤チェーン企業ランキング上位20社の内9社(I&H、アインホールディングス、アポロメディカルホールディングス、クオールホールディングス、クラフト、総合メディカル、たんぽぽ薬局、日本調剤、薬樹)が含まれており、今後のオンライン服薬指導の普及において、連携を図っていくとしている。
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