メドレーは7月17日、製薬企業および、医療機器メーカーなどのデジタル活用支援を行う新子会社として「MEDS(メッズ)」を設立したと発表した。
資本金は50百万円(予定)。代表取締役社長には、ライフサイエンス業界に対する医療データサービス、テクノロジーサービス、コンサルティングサービスなどを展開しているIQVIAソリューションズジャパンにて3月末まで代表取締役社長を務めていた宇賀神史彦氏が就く。
同社によると近年、製薬企業および、医療機器メーカーにおいて、患者体験や治療成績の向上を目的とするサービスへの関心が高まっており、デジタル活用に関する問い合わせを多く受けてきたという。また、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、そのニーズはより増大している。
患者中心の医療実現のためのサービス連携や構築は、同社の医療プラットフォーム事業との親和性が高く、将来的な取組みとして従前より構想してきた。今般の社会的要請を受け、製薬企業および、医療機器メーカーなどに対する患者向けサービスをはじめとしたデジタル活用支援を目的とするMEDSを設立することにしたという。
同社は、患者と医療機関とがスムーズにつながるプラットフォームの提供などを通じ、納得できる医療の実現を目指している。今後もデジタル活用の知見を生かし、患者と医療機関だけではなく、製薬企業や医療機器メーカーも一体となった医療ヘルスケア全体でのイノベーションを加速させ、患者中心の医療実現を推進するとしている。
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