IDCは、世界ウェアラブル市場に関する調査結果を発表した。2020年第2四半期の出荷台数は8620万台で、前年同期の7550万台から14.1%増えたという。
市場が好調な理由として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で健康志向が高まり、健康管理やフィットネスに活用できるスマートウォッチやアクティビティトラッカーへの需要が増えた、と指摘した。また、音声アシスタント対応のワイヤレスイヤホンといったヒアラブルデバイスに対する人気も市場をけん引していて、その需要はスマートウォッチおよびフィットネストラッカーよりはるかに多いとしている。
第2四半期において、ヒアラブルデバイスの出荷台数はウェアラブルデバイス全体の60%を占め、前年同期比32.6%増を記録した。メーカー別シェアは、「AirPods」「Beats」を展開するAppleが23.7%で最多。これにサムスン電子とXiaomi Technology(シャオミ)が続く。
2020年第2四半期におけるウェアラブルデバイス出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。
スマートウォッチなどのリストバンド型ウェアラブルデバイスに限ると、2020年第2四半期における出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。
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