シャープは8月28日、固定資産の取得に関するお知らせとして、ジャパンディスプレイ(JDI)が石川県白山市に保有する白山工場を取得すると発表した。物件引渡日は9~10月を予定している。取得価額は412億円。
JDIは、3月31日付で白山工場の土地、建物等について、国内事業会社へ譲渡することを検討中であることを明らかにしていたが、8月28日にシャープとの間で合意し、最終契約を締結したという。同社は、6月12日に構造改革を発表。その一環として白山工場の一時稼働停止を決定し、7月から生産を停止していた。
今回の白山工場取得に対し、シャープ 代表取締役会長執行役員兼CEOの戴正呉氏は「東証一部上場企業として日本社会へ貢献することを含め、これまで約1年間という長い時間をかけて交渉を行ってきた。結果として、フェアでWin-Winな契約を結ぶことができた。今後、生産能力拡充や次世代ディスプレイへの展開といった面で、当社のパネル事業にとってプラスになると確信している」とコメントしている。
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