サムスン製「Galaxy Note20」の分解で、グラファイト製の冷却システムを搭載しているものと、銅製のベイパーチャンバーを搭載しているものが見つかった。冷却システムが個々の端末で異なる理由は不明だ。iFixitは米国時間8月24日、Galaxy Note20と「Galaxy Note20 Ultra」の両方を分解したが、銅製のベイパーチャンバーは見つからなかった。しかしiCase Mobile Service Centerが公開した別の分解では、銅製のベイパーチャンバーが発見されている。
iFixitは、「端末のオクタコアプロセッサーが発する熱を吸収するため、銅製のベイパーチャンバーが搭載されているのが見つかると予想していた。サムスンはこれまでの「Galaxy」端末について、そうした点を常に強調していたからだ。ところが代わりに、多層構造のグラファイト製サーマルパッドが見つかった。さらに奇妙なことに、他のGalaxy Note20端末の中には、銅製のヒートパイプを搭載しているものもあるようだ。しかしiFixitが分解した米国仕様のモデルには、そうしたものは搭載されていなかった」と説明。
iFixitはその理由として、サムスンは新しい冷却システムの比較テストをしているか、海外仕様モデルでは「Exynos」プロセッサーに異なる冷却システムが必要であるかのいずれかだと推測している。しかし、JerryRigEverythingによる海外モデルのGalaxy Note20の分解では、グラファイト製の冷却システムも見つかっていると指摘する。
iFixitがSamsung Galaxy Note20とGalaxy Note20 Ultraに付けた修理容易性スコアは、10段階評価の3にとどまった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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