スマート送迎アプリ「CREW」を運営するAzitは8月21日、配車アプリ事業の運営で築いてきたモビリティの知見を生かし、次世代バイク便「CREW Express」の提供を開始すると発表した。
CREW Expressは、非稼働時間の解決やオペレーションコストの削減、アルゴリズムによるオンデマンドでの最適配置などにより、コストを既存のバイク便比で最大50%削減できることが特徴だという。また、配達パートナーも最大約40%多くの報酬が受け取れると説明する。
配車アプリ事業において、数十万回の乗車を実現した経験をもとに独自のアルゴリズムを利用することで、効率的な配車を実現。ウェブ上での依頼後、約30分以内のオンデマンド配送が可能だという。同システムを利用・連携することにより、小売業や飲食業を営む企業は、料理や医薬品などの当日配送を安価かつ、簡単にできるようになるとしている。
すでに配送員・配送バッグに基準が設けられているが、さらに安心して利用してもらうため、荷物の運送補償が適用(大手バイク便サービスと同額である80万円までの保証)される。配達パートナーについては、独自の審査を実施しており、審査の通過者のみが登録可能になるという。
なお、CREWの柱であった配車アプリ事業は、新型コロナウイルスの影響を大きく受けており、外出自粛などにともない利用者数も大幅に減少していることから、当面は今回立ち上げた物流事業に注力していくとしている。
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