アクシスは8月18日、同社が提供するクラウド型電子薬歴サービスの「MEDIXS」に、ショートメッセージ(SMS)、LINE、電話などを用いた服薬期間の患者向けフォロー機能「Medixs 投薬フォロー」を発表した。まずは、SMSによる服薬後のフォローから開始する。
医薬品医療機器等法(薬機法)改正により、薬剤師から患者に対し、服用期間中を通じた必要な服薬状況の把握や薬学的知見に基づく指導を9月1日から義務化することとなった。
しかし、かかりつけ薬局による効果的な服薬指導や、調剤薬局による限られた時間内でのフォローなど、課題が挙げられる。
薬局では先ず処方薬を渡して服薬指導を行い、次に「体調の変化は」や、糖尿病患者に対する「インスリンの保管」「低血糖症状への対応」など、患者に対するフォローを実施する。このフォローに関し、薬剤師をサポートするのがMedixs 投薬後フォローとなる。
なお、Medixs 投薬フォローでは、ショートメッセージ(SMS)、Eメール、LINEを利用して、患者をフォローに必要な質問を行う専用ページへと誘導できる。患者は専用ページから質問事項に回答(複数選択、単一選択、テキスト入力の3パターン)し、返信ボタンを押すだけでやり取りが終了する。なお、ブラウザから返信できるため、高齢者に多いフィーチャーフォンにも対応する。
さらに、SMSやEメール、LINEの一括送信のほか、送信時間のセットなどのスケジュール機能も利用できる。専用ページは、テンプレートが利用できるため、質問項目の作成時間を大幅に削減可能。
薬剤師側も回答内容を確認のうえ、ワンクリックでMEDIXSへと薬歴が保存できる。
また、フォロー管理画面で投薬後のフォローをすべき患者の検索できるほか、質問内容の選択肢をマスタから検索できるため、事前準備を簡単に実施できるという特徴がある。
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