写真共有サービスを提供するPinterestの元最高執行責任者(COO)、Francoise Brougher氏が、性差別と報復を受けたとして同社を提訴した。Brougher氏は、米国時間8月11日に訴状を提出し、「同僚の男性の後部座席に座る」ことを拒んだために、過小評価され、重要な決定から除外されたと主張している。同社のCOOを2年間務めたBrougher氏は、屈辱的で性差別的な扱いに反対したことが理由で、4月に解雇されたと述べた。
「Pinterestの女性幹部は、最高レベルにおいても過小評価され、除外され、口止めされている」と、Brougher氏はMediumに公開した声明で述べた。「Pinterestによると、私が解雇されたのは、私の業績ではなく、『協調的』でなかったことが理由だという。私は、蔓延する差別、悪意ある職場環境、Pinterestにはびこる女性蔑視について、はっきりと意見を述べたために解雇されたと考えている」(同氏)
Pinterestはライススタイルに着目したソーシャルネットワークで、ユーザーの約70%が女性だ。広報担当者によると同社は訴状を確認中で、「すべての従業員が仲間意識を持ち、支えられていると感じる」文化の構築に努めているという。
6月には、Pinterestの2人の元従業員(ともに黒人女性)が、人種差別を受け、不当な待遇に関する懸念を職場で示したことで、報復を受けたと表明していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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