Algoageは8月6日、顔画像解析AIを活用した大豊建設の作業員健康管理システムの構築を開始したと発表した。
Algoageによると、大豊建設では、現場作業員の健康管理において、アナログな問診書類が利用され、機器で算出した数値を手で書き写す必要があるなど、非効率な入力プロセスが多く、データに効率的にアクセスできないため、管理コストや利用コストが高い状態であったという。また、その情報をもとにした作業員の健康状態のモニタリングが、十分にできていないという課題もあった。
今回のシステム構築では、顔認証機能などを搭載し、作業員が手間なく情報を記録できるiPadアプリケーションに加え、情報をクラウドで一元管理してデータの一覧、比較がしやすくなるウェブアプリケーション、および、健康リスクをリアルタイムでモニタリングし、危険を察知するとアラートを出すなど、予測・分析機能を持ったAIエンジンを開発する。
これにより、現場作業員の負担になっていた入力作業の手間が削減するとともに、現場管理者が情報の管理、参照を行う負担も軽減。さらに、システム化された網羅的、即時的な健康状態管理が実現するとしている。
Algoageは、深層学習を中心とした人工知能技術(画像認識、生成、言語処理など)を活用したソリューション提供を行う会社として、2018年に創業。大豊建設を含め、各企業の個別課題へのソリューション設計、および提供を行うアルゴリズム開発事業と、自社開発の機械学習ソリューションを提供するMLaaS(マシーン・ラーニング・アズ・ア・サービス)事業を展開している。
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