サムスンは米国時間8月5日、同社初となる完全オンラインの「Unpacked」イベントで、2019年に初めて提供した折りたたみスマートフォンの新しいバージョンにあたる「Galaxy Z Fold2」を発表した。新モデルは、端末の前面いっぱいに広がるディスプレイが、初代モデルよりも洗練された印象を与える、よりモダンなデザインとなっており、前機種で不満点の1つとされていたフロントディスプレイに関する問題が解消されている。
Galaxy Z Fold2は、外側画面は6.2インチで、内側画面は平らに広げると7.6インチ。どちらの画面も、サムスン製「Infinity-O」ディスプレイ技術を採用しており、ほぼベゼルレスのデザインとなっている。また折りたたみ可能な内側の画面には、「Galaxy Z Flip」の内側画面と同じ超薄型ガラスが使用されている。なお、初代「Galaxy Fold」の外側画面は4.6インチ、内側画面はプラスチック製で7.3インチだった。
本体がさらに薄くなり、画面の間の隙間が小さくなったことで、Galaxy Z Fold2はポケットにより収まりやすいデザインになっている。また、搭載される「デュアルインテリジェントバッテリー」の持続期間は丸1日で、米国では5G対応モデルも提供されるという(VerizonとAT&Tの回線で利用可能になる予定。なお、初代Foldの5G版は英国など一部の市場のみで提供されていた)。
Galaxy Z Fold2は、筐体のヒンジ部分も再設計されており、平らに開いて置いた場合にしっかり固定されるようになっている。新しいフレックスモードによって、Galaxy Z Flipと同様に、さまざまな角度で開いたままの状態を維持できる。Galaxy Z Fold2にスタイラスの「S Pen」が付属するといううわさもあったが、S Penは付属していない。
Galaxy Z Fold2は、ミスティックブラックとミスティックブロンズの2色で提供される。サムスンは、この新端末の発売日や価格などの詳細情報を明らかにしなかったが、9月1日にさらなる詳細情報を発表すると述べた。予約注文受け付けも同日に開始する。同社は、ドイツで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」に参加する代わりに、イベントを開催する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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